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2014年9月30日火曜日

<妖怪ウォッチ コマさんを石粉粘土で作る 制作編2>


<妖怪ウォッチ コマさんを作る>

前回までは制作編に入りアルミワイヤーを使って基本となる骨組み作りを中心に解説しましたが今回は完成した骨組みへの肉付けについて解説していきます。








前回までの記事はこちら↓

<準備編>
<制作編 1>






◆3.アルミテープでかさ上げ


前回までの工程で基本となる骨組みまで完成しました。

その完成した骨組みに粘土で肉付けしていくのですが、骨組みのままでは粘土も付けにくいし粘土も沢山使わなくてはならない事になります。
ですのでアルミテープを使ってかさ上げを行います。

この時点でなるべく完成型に近く仕上げると次の工程で粘土を付けるのが楽になります。


※写真は例です。



まずは骨組みを包む様にアルミテープを貼り付けていきます。
※一気にグルグル巻きにするのではなく、少しずつ貼り付けましょう。


腕や足などはアルミホイルや紙などを骨組みに巻くと簡単にかさ上げ出来ます。巻いた後にテープで固定します。




頭や体のパーツでも少し厚みが欲しい場合は同様に。

特にコマさんの風呂敷の部分はこの方法(アルミホイルや紙などを丸めた物を付ける)で作るのが一番効果的です。
粘土も時間も節約出来ます。

ちなみにこのコマさんは、アルミテープを剥がした際に出た紙のゴミも利用しています。


最後に注意が必要な事は、この後に粘土を付けるのであまり盛り過ぎない事です!!
パーツ(特に手や足など)が太くなり過ぎたりするとテープを巻いた後では、やり直しが効かないので注意。
太いまま肉付けしては、太いのが更に太くなってしまいます。



実際に作ったコマさんも色々と後で失敗したなという箇所が幾つかあります。



バランスを気にし過ぎて風呂敷が小さ過ぎた。

自立させる事を重点にしていたのであまり風呂敷を大きくし過ぎるとバランス悪くなるのでは無いかと思い、小さめになってしまいました。
もう少し大きくてもバランスはとれたはずです。




眉のパーツが太くなり過ぎた。

もう少し薄く作っても良かったと思いますが、だいぶ太くなってしまいました。
でもこれは、粘土づけした後で眉の部分がヤスリがけの際に先っぽが二度折れているのも原因の一つだと思います。
修正してるうちにちょっと太くなりました。





◆4.石粉粘土で肉付け


アルミテープでかさ上げをしたら、いよいよ石粉粘土で肉付けしていきます。

一気に全体的に粘土を付けていくのでは無く、パーツごとに仕上げていき繋ぎ合わせながら肉付けします。


例えば頭パーツを仕上げたら少し乾かして、他のパーツに粘土を付けていくのが良いと思います。

手でも作業は出来ますが、粘土ヘラなどを使うとより綺麗に仕上げられます。

石粉粘土は、乾燥すると硬くなってしまうので、少量ずつ取って作業しましょう。


少量取ったら一度軽く練りましょう。



本体に粘土を塗りつける様に伸ばしながら貼り付けていきます。
ヘラなどがあると便利です。

多少盛り過ぎても次の工程でヤスリがけで修正できます。
でも表面なるべく滑らかに仕上げておくと後で楽です。

あまり乾燥してない状態でその上にさらに粘土を付けていかない様に。
さらに盛る時はなるべく乾かしてからにした方が良いです。



コマさんは立っているので足の裏に粘土を付けたまま立たせて乾燥させると足の裏の乾燥がかなり遅くなります。
なのである程度全体を作りながら上手く乾かすか、ある程度出来て乾かした上で最後に足裏を仕上げても良いと思います。



多分この粘土の工程が一番時間がかかる作業だと思います。
次の工程に進む前にしっかり乾燥させた方がいいので、全体が出来たら2日ほど様子を見てから次に進みましょう。
天気のいい日なら窓辺に置いておけば結構速く乾きます。
しかし、中までちゃんと乾いていない場合がありますので念の為、ある程度時間を置いた方が良いと思います。



あと余った石粉粘土は乾燥させない様に袋に封をして、更にジップロックなどで万全に密封しておきましょう!!
ちゃんと密封しておけば後でまた使えます。




◆5.ヤスリがけで成形

しっかり乾燥させたらヤスリで表面を成形していきます。

ヤスリがけすると表面の削れた粉が沢山でます。
削るまえに何か作業台の上に引いたり、ビニール袋の中で削る事をお勧めします。
ビニール袋を使うと部屋にゴミが飛び散らないし、そのまま溜まったゴミを捨てられますので便利です。


表面が荒い紙ヤスリ(100番など)で削ると、表面が荒いので本体の表面の毛羽立ちが目立ちます。
最初に全体の表面をならす程度に軽く使うぐらいなら良いと思うのですが、なるべく表面の細かい紙ヤスリ(1000番以上)で表面を削った方が良いと思います。


あと削る時は削り過ぎに注意!!
パーツの角や付け根の部分などは特に注意して下さい。
もっと表面を綺麗にしようと削っているうちに土台が見えてしまう事が割とあります。
特に頭と体の付け根などは、ヒビが入りやすいので慎重に。

ヒビが入ったり、削り過ぎてバランス悪くなったらまた粘土で修正しましょう。
もう少し厚みが欲しいとか丸みが足りないとか気になる。
そういう箇所は、粘土を使って修正します。
修正したい箇所の上に粘土を付けて、また乾燥させ、また削ります。
それでまだ上手くいかなかったらまたそれの繰り返しをして、どんどん理想に近づけます。





少し長くなったので続きは制作編3で!!
次はいよいよ完結編です。



この動画を元に解説しています。
制作の参考にして下さい。↓

妖怪ウォッチ コマさんを石粉粘土で作ってみた Komasan(Yo-kai Watch) My Handmade Clay Figure



動画が表示されない方はこちら↓



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