Translate

2013年8月21日水曜日

《KORG M01Dで出来る事・出来ない事》


    《KORG M01Dで出来る事・出来ない事》

この記事では、Nintendo3DS用ソフト「KORG M01D」で出来る事と出来ない事を書きたいと思います。



<出来る事>

まず出来る事なのですが、このソフトの一番である「KORG M1」のサウンドを収録しているので、3DSで手軽に持ち運びながら本格的なKORGのシンセサウンドを使った音楽制作がいつでも出来ます。
収録されている音源は名機「KORG M1」だけではなく、同じくKORGのシンセサイザー「KORG 01/W」の音色からも一部、さらに新たに収録された音色も加え342音色も搭載されています。

他には

◎使用できるトラック数は、8トラックまで。
◎最大同時発音数は、24音まで。
◎SDカードへのソングデータの保存。
◎ディレイ・リバーヴのエフェクトを搭載。
◎ミキサーを使ったミックス可。
◎キーボードを使ったリアルタイム録音。
◎カオスパッド画面を使った演奏とリアルタイム録音。
◎シーケンサーの最大ステップ数64まで。
◎テンポは360まで設定可。
◎インターネットやすれちがい通信をつかったM01Dユーザー同士のソングデータの交換。
◎SDカードに制作したソングデータのMIDIデータを出力できるので、アイデアスケッチがわりに使ってPCで仕上げをする使い方も出来る。

◎電子音楽だけでなく、ギターやベース、管楽器・弦楽器なども沢山あるので様々なジャンルで使用する事できる。


これが主立った出来る事ですかね。



<出来ない事>

次に出来ない事。

◎楽譜(五線譜)は表示できない。
音の入力はピアノロールで行うので、楽譜(五線譜)は表示されません。

◎拍子は設定出来ない。
自分でSTEP数を増やしてたり、減らしたり変更して調整する。

◎連譜の入力が少々面倒。
自分でTEMPOとSTEP数を計算して割り出さないと、そのままの設定では入力できない。
この点は、私の他の記事で音の入力の仕方や3連譜の入力の仕方を解説しているので参考にして下さい。http://mywarehouseblog.blogspot.jp/2013/08/blog-post_19.html

◎ソフトウェアシンセサイザー版の「KORG M1」音源のような本格的な音色エディットが出来ない。
個々の音色のアタックタイム・リリースタイムの変更(あまり細かい設定は出来ない)できるものの、細かく音色を作ったり音色をレイヤーにしたりとかは出来ない。

◎エフェクトがディレイとリバーヴのみ。
使用できるエフェクトは、ディレイとリバーヴのみです。
設定もシンプルな設定で、あまり細かくは出来ません。

◎EQが搭載されていない。
EQが搭載されていないので、細かく音色を作ることは出来ません。

◎キーボード画面の鍵盤は単音しか出せない。
キーボード画面の鍵盤は単音しか出す事が出来ず、和音が出せません。
AppleのGaragebandアプリの鍵盤ようには使えず、鍵盤を拡大したりとかも出来ません。

◎内部でオーディオへの書き出しは出来ない。
オーディオに書き出すにはヘッドフォン出力から録音機器に入力する必要があります。


これが主立った出来ない事ではないでしょうか。


まずNintendo3DSというゲーム機で動くソフトなので色々制約があると思います。
どうしても色々出来ない事も出てきてしまうと思いますが、仕方ないのかもしれません。
多分、開発者も本当はもっと色々出来るようにしたいと思っているのではないでしょうか。
ま〜何でもデメリットは必ずありますしね。

どちらにしろ、作曲にも十分使える素晴らしいソフトには変わらないと思います。
音楽やっててNintendo3DSを持っているなら買っても損はないと思います。
値段もそこまで高くないですし、あのKORGサウンドですから。
ちょっと音楽制作に興味あるとか、始めてみようかな?という人にもおすすめです。
 
価格:18,898円
(2013/8/21 15:26時点)
感想(5件)

0 件のコメント:

コメントを投稿